Cocco - 絹ずれ

先日Coccoのニューアルバムを初めて聞きました。
最初の１・２曲を聴いて、沖縄への思いを強く表現したのかしらんけど、これじゃあ元ちとせのバッタモンじゃないか、という印象を受けました。
さらに「あたらしいうた」が、新しいなどと言いながら思いっきりモンゴル８００の小さな恋のうたにそっくりで全然新しくなくってかなり印象悪くなってしまいました。
（でも今考えるとこれはまあオマージュなのかなあと思いますね。そっくりすぎますし、タイトルも〇〇うたと共通してますし、歌詞もモンパチが「あなたに会いたくて会いたくて」なのがCoccoは「あなたにあげたくてあげたくて」となっています。ここまで狙っていると、まあパクリというのとはまた別かなと思えますね。）

でまあそんな感じで、中にはクロッカスみたいにかなり好きな曲もあったりしたんですが、あんまりいい印象を受けずに１回目を聴いていたんですが、アルバムの最後の曲、今日紹介する「絹ずれ」、これは良かったですね。
元々は先にシングルとして出ていたみたいですが、僕はアルバムで初めて知りました。
ラジオの時間がネットに回っているせいで流行の音楽にはとんと疎くなっているんです。
で、シングル版は上のPV、そしてアルバムでは下のライブ映像のように言葉が沖縄の島言葉になっています。
僕が聴いたのはアルバムなので島言葉バージョン。

すごいいい！

でも！

似てるんだよ！ピアノの感じがどれかわかんないけれど僕の知ってる曲に！

とはいえいい曲だなあと思い、iPodに入れてランダム再生していると、今日この曲が流れた。

イントロを聴いて、誰の曲かは思い出せないけれど、コールドプレイ、エンブレイスミューズ、トラヴィス、ミュー、レディオヘッド、とかそのへんっぽいなあと思った。

でも聞き馴染みのないイントロだ。

同じく最近初めて聞いたアルバムが多いスピッツの曲なのかな、けっこうスピッツってそのあたりに似てるよなあなんて思っていたら、ボーカルが入ったらCocco。

思わず涙ぐんじゃいました。

で今日この曲を取り上げると決めたわけですが、そうなるとあのイントロとかのピアノが一体何に似ているのかが気になる。

それこそトラヴィスとかコールドプレイとかそのへんに似た曲があるはずだ！と目星をつけて結構調べてみました。

そしたらでるわでるわ、いくつも見つかりました。

こんなに似てる曲があると、もしかしたら定番のコード進行なのか？なんて思っちゃいます。

Kent - Mannen i den vita hatten.　３分２０秒辺りからのピアノがそっくり


Travis - Walking down the hill 53秒あたりから


Coldplay - Clocks 冒頭部分


Sigur Rós - Starálfur　２０秒辺りから


いやあ、こんなに似ている曲があるとはさすがに僕も思いませんでした。
でもこうなるとはっきり特定のどれを参考にしたのかわからなくなって、まあいいやって感じになりますね。
もうこれはフリー素材みたいなもんなのかもなあって。