2010年10月15日金曜日

ローレルゲレイロ引退、ホワイトマズル産駒たちの種牡馬入りは?

ローレルゲレイロが種牡馬入りだそうです。

ダンシングブレーヴを父父に持つ馬としては韓国に行ったイングランディーレ以来だと思います。

同じくダンシングブレーヴを父父に持つことになるホワイトマズルの現役産駒たちははどうなんでしょうか?
シルポートはさすがに厳しいので、現在期待できるのはアサクサキングス、シンゲン、シャドウゲイトあたりでしょう。
で、それぞれについてまとめてみました。

アサクサキングス
長所 2歳から活躍。5歳になってもGⅡ連勝。母がジェニュインの全妹と母系が良血
短所 ステイヤー 戦績が汚い

シンゲン
長所 ホワイトマズル産駒に珍しく切れる脚を持っている。戦績が比較的綺麗。長く活躍。馬主が社台の人になった。
短所 虚弱体質、そのせいで順調に使えず戦績だけだと晩成馬のように見える、GⅠ制覇が(まだ)ない、気性悪。

シャドウゲイト
長所 アサクサほどではないにしろダービーに出走するなど若いうちからそこそこ活躍。8歳でも重賞勝ち。
短所 GⅠはシンガポールのみ(今と違ってかなりレベル低かったっぽい。バルクが2着だし)

とまあどれも問題があるんですよね。

そして3頭とも母父サンデーサイレンスなんです。
ソングオブウインド(父エルコンドルパサー)やアドマイヤムーン(父エンドスウィープ)を見てると、母父サンデーは父次第では父父サンデーほどマイナスにならないようにも思えます。
ただし、ソングにしろムーンにしろ引退時には既にその父は他界しており、後継が望まれる状況でした。
一方父グラスワンダーが健在で種牡馬入りしたスクリーンヒーローは初年度84頭となっています。
また、GⅠは勝てなかったけれどもサムソン・ムーンと死闘を演じたポップロック(父エリシオ)は日本では種牡馬になれず、アイルランドでやっとオファーを得たというのは記憶に新しいところです。


じゃあ、ホワイトマズルはどうなんでしょうか?
まず種牡馬としてかなりの成功を収めています。
そしてエルコンやエンドスウィープのように死んではいませんが、受胎率が低い馬ですし、もう20歳とかなり高齢ですので、後継への需要は結構あるんじゃないかと思っています。
ただ、現在ホワイトマズルの種付け料が80万なのに、後継種牡馬をあえてつけようと思うかというと、うーん……。
受胎率の分を差し引いてもなあ……。

コマンダーインチーフ産駒のスエヒロコマンダー・レギュラーメンバー・ラスカルスズカあたりは現役成績それほどぱっとしないのに父の健在中に種牡馬入りしているけれど、これらは母父がサンデーじゃないし、6年ほど前のことで今とはちょっと事情が違うしなあ。
デルタブルースやブルーコンコルドが種牡馬になれないんだから、かなり厳しい気もするんですよね。

とにかくシンゲンには秋天を是非とも勝ってもらいたいです。
そうすればとりあえず種牡馬にはなれるはずですから。

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