2010年1月17日日曜日

The Beatles - I've Just Seen a Face


さっきの記事にも書いたように、『Help! (邦題:4人はアイドル)』が今まで知らなかったいい曲が数多くあり、予想以上に良かったんです。
で、その代表がこの曲。
いいですねえ。
twitterでも書きましたが、ビートルズはやっぱりすごいんだなあと思いましたね。
ただ、「ビートルズ最高!!」まで言うと、(若い人だと特に)こいつビートルズ以外もちゃんと聴いた上でそれを言ってんのかという疑問が湧いてきます。
これが例えば「ザ・フー最高!!」だと、この人はザ・フーが好きなんだなあ、としかなりません。
「エグザイル最高!!」でも、あんまり音楽聴く方じゃないのかなとは思っても、まあ個人の好みの問題だわな程度にしか感じません。
やはり「ビートルズ最高」の言葉からは「俺はいろいろな音楽を聴いてきたけど、やはりビートルズに勝るものはなかったぜ。」といわんばかりのしたり顔を感じるのが嫌なんでしょうね。


確か漫画の「絶望先生」にもそんなのありました。
調べてみると、119話『様々なる一周』。
「けっきょく手塚が一番面白え」
「どんなものを読まれてきたのですか?」
「いろいろと読んできたよ。ハヤテとかネギまとか。ハヤテとかネギまとか」

これと同じ感じを「ビートルズ最高」からは受けるんですよね。
ですから私はビートルズは好きですけど、ビートルズ最高とは恐れ多くてとても言えません。

なんでこんなに熱く語ってるのかといいますと、1年くらい前にビートルズ好きの10代の若者を特集するというNHKの番組がありまして、番組自体は見ていないんですが、予告で高校生くらいの若者が「ビートルズが一番」とか「ビートルズ最高~!!いぇー!」とか言ってたのが強く印象に残っているんですよ。
こいつらは一体どれだけの音楽を聴いた上で、他の全ての音楽をビートルズよりも下に格付けしてるのか、問うてみたかったです。
一応一通り聴いているならいいんですけどね。
結局彼らがどれくらい音楽を聴いてきたのかは本編を見ていないので分かりませんが、「ビートルズ最高!」というにはそれなりの覚悟が必要だと思います。

しかし、「ビートルズ最高!」でこれだけ違和感を感じるって言うのは、それだけビートルズが偉大だって言うことの裏返しなんでしょうねと綺麗に締めて今日は終わりにしたいと思います

0 件のコメント: